ご当地イチオシの農産物と出会おう!With JAタウン

手塩にかけて育てたからこそ、たくさんの人に知ってほしい…。ご当地ならではの希少な農産物を、おいしいレシピや生産者の想いと共にお届けします。

今月のイチオシ農産物レディーサラダ(神奈川県)赤の衣をまとったおしゃれ大根

ハレの日の食卓にも映える三浦の美味しいもの、食べてみて!

外側はピンク色を帯びた赤、内側は雪のように清らかな白。その名も愛らしい「レディーサラダ」は、神奈川県三浦市が誇る新感覚の大根。三浦半島の大根の歴史は古く、一説では江戸時代から栽培されていたといいます。そんな大根の消費拡大と食べやすくて美味しい品種を目指して改良されたのが、このレディーサラダ。見た目の美しさや小ぶりなサイズはもちろん、体によい栄養分が豊富なのも魅力。赤い外皮には機能性成分のアントシアニンが含まれていて、皮ごと食べれば手軽に摂取することができるそう。また、赤と白の美しい彩りは、ハレの日の食材としてもぴったり。お正月はレディーサラダで、テーブルを華やかに演出してみませんか?

ご当地イチオシレシピ

シャキシャキの食感をさっぱりといただく

レディーサラダとリンゴのハチミツレモン和え

材料(2人分)
  • レディーサラダ
    120g
  • リンゴ
    (いちょう切りにスライスしたもの)
    1/4個
■A
  • レモン汁
    大さじ1
  • ハチミツ
    大さじ1/2
  • オリーブオイル
    大さじ1
  • 2g
作り方
  1. 1 スライサーで薄く切ったレディーサラダをボウルに入れ、水にさらし、10分ほど経ったら、水気をきる。
  2. 2 Aをボウルに入れて混ぜる。
  3. 3 1とリンゴをボウルに入れ、軽く和えて器に盛り、上から2をかける。

お祝いの席にも映える!

レディーサラダモチ

材料(5つ分)
  • レディ―サラダ
    200g
  • 大葉
    5枚
  • 白玉粉
    30g
  • 小麦粉
    10g
  • ハム
    (みじん切りにしたもの)
    12g分
  • サラダ油
    大さじ1
  • 砂糖
    小さじ1/2
  • 小さじ1/6
作り方
  1. 1 レディーサラダは皮ごとおろして、ざるに入れ、軽く水気をきったあと、ボウルに入れる。
  2. 2 1にハム、砂糖、塩を加えて混ぜ、白玉粉、小麦粉も加えてゴムベラでよく混ぜる。
  3. 3 2を5等分に分けて、小判型に形を整えながら丸める。生地がゆるい場合には少し小麦粉を足しながら丸める。
  4. 4 フライパンにサラダ油をひき、3を入れて弱火で焦げ目がつく程度に焼き、ひっくり返して裏面も焦げ目がついたら取り出す。
  5. 5 大葉をしいて、器に盛る。

皮つきのまま使って美味しさ丸ごといただいます!

レディーサラダという名前の通り、おすすめの食べ方といえばやはり生のままがベスト。薄くスライスしてサラダに添えるほか、地元で人気なのは甘酢漬け。漬けることで皮の赤みが全体にいきわたり、とてもかわいいピンク色に!またおろすとピンク色の大根おろしになり、美しい赤色が食卓に映えます。おろして納豆と和えたり、みそ汁の具にしても美味しいのだそう。皮つきのまま丸ごと使うことで、毎日の料理がぐっと楽しくなること間違いなしです。保存方法は一般的な大根とほぼ同様。葉から水分が蒸発してしまうため根と切り離し、新聞紙やラップなどに包んで野菜室で立てて保存するようにしましょう。

食べきりサイズのサラダ用食材

美しい外皮の色彩とサラダに向く食材ということから、女性をイメージして命名されたレディーサラダ。青首大根など白い大根に比べると小ぶりで、1本の重さは300~350gの食べきりサイズ。口の中で広がる甘みと、辛みのバランスが絶妙で、シャキシャキした歯ごたえが楽しめます。また生で食べられるので、調理の手間もかかりません。手軽で美味しいレディーサラダ、この機会にぜひ試してみてください!

生産者の声

まずはいっぺん、食べてみてください! 三浦市農協初声地区山田章弘さん

両親と奥さん、家族一丸となってレディーサラダの生産に精を出している山田さん。旬を迎え、赤色の首をのぞかせたレディーサラダを1本1本吟味しながら引き抜いていく作業はお手のもの。「もともと青首大根を作っていたのですが、知り合いに紹介されて10年ほど前から携わるようになりました。栽培できる期間が長いのが特長です。9月以降に順次種まきし、10月末から3月まで継続して収穫しています。全国的にはまだ知られていない品種なので、たくさんの方に味わってもらいたいですね!」

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